2009年03月13日

2009 今月の標語

享 苦

楽 難

か か

ら ら

は 

失 学 

う ぶ

こ こ

と と

が が

多 多

い  く

   

  

   

 

【解説】

 

 

「売り家と唐様で書く三代目」

という川柳があります。

 

 

売り札の「売り家」という文字が、

道楽で覚えた中国風の

しゃれた書体だった、というものです。

 

 

つまり、初代が苦労を重ね、

辛酸をなめながら財を築き上げた資産家も、

三代目ともなると、苦労を避け、

贅沢に慣れて道楽にふけることが多く、

財産を使い果たして、ついには

家屋敷まで手放すはめにもなる、という戒めです。

 

 

人生において、人それぞれに苦難は付き物です。

 

 

そして、苦難に遭遇したときは、

それらを克服するために

全力を尽くして事に当たらなければなりません。

その努力精進を続けるうちに、

さまざまな人生の機微を学び取り、

そこで得たものが身について、人は向上していくのです。

 

 

苦難を嫌がり、

享楽にふけり、

安逸と怠惰の生活に慣れてしまうと、

 

 

そこから学び取るものは何もなく、

それどころか、活力も向上心も失って、

虚しく愚かな人生を歩むことになると気付いて欲しいものです。

ラベル:苦難
posted by 月野 at 20:10| 🌁| カテゴリなし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月23日

2009 今月の標語

    自 他

  分 人

  の の

  批 批

  判 判

  は は

   受 し

  容 易

  れ い

  難 が

 

 

 

 

【解説】

 

私達の日常生活は、人間関係無くしては成り立ちません。

 

それゆえに、他人を批判する、

あるいは他人の批判を耳にする、

という場面も時々あると思います。

一人の人間に対して、

複数の人たちが同様の批判をしている場合は、

その指摘は的を得たものである場合も多く、

本人にとっては大切な反省材料になるはずです。

しかし、それらの批判が、自分に向けられたものであれば、

果たして素直に認めることができるでしょうか。

 

 

人間には等しく、「物を見る眼」がありますが、

自分の眼では「自分の眼」を見ることはできません。

つまり、自分のことを自分で知ることは極めて困難で、

自分の短所や癖は自分では気付いていないことが多いのです。

それゆえ、自分の至らぬところは

他人の批判によって知らなければなりません。

 

 

他人は自分を鋭い眼で見ていることを知り、

批判に対して言い訳や反発をせず、

素直に受容れ、

ありのままの自分を見極めていきたいものです。

ラベル:批判
posted by 月野 at 20:55| 🌁| カテゴリなし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月15日

2009 今月の標語

  有当感

  りた謝

  難りの

  く前生

  思の活

  え事は

 るが

 

 

 

【解説】

 

日々の生活で、心から喜びを感じた時、

その喜びを与えてくれた相手に

感謝の気持ちを表したいと思うのは

ごく自然なことです。

 

その相手が人間であれば、

その人自身や人とのつながりに対し、

相手が自然や環境や出来事ということであれば、

それらの恩恵や巡り合わせに

感謝の念を抱かねばなりません。

 

そういったことを普通に感じ取り、

いつも穏やかで落ち着いた喜びの心で

過ごすことが本来の人間の姿だと思います。

 

 

利害や損得によってもたらされる

一時的な喜びではなく、今一度、

私達がすでに得ているもの、

頂いているものを見直してみて下さい。

生まれ、育ててもらったこと、

学業やスポーツ、仕事に励んでいること、

家族の一員であること、健康であることなど、

 

当たり前と思っている事が、

実は大変恵まれていることにぜひ気付いてほしいものです。

 

当たり前の事が有り難く思えることから、

本当の感謝の気持ちが根付いた

人生が送れるものと思います。

ラベル:感謝
posted by 月野 at 12:10| 🌁| カテゴリなし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする