あ 過
っ 保
て 護
育 は
て 親
る の
子 自
供 己
を 満
我 足
儘 で
に
す
る
【解説】
「獅子の子落とし」という諺があります。
獅子が自分の子をわざと谷底に落とし、
自力で這い上がってきた子だけを育てる、という言い伝えから、
わが子にあえて厳しい試練を与え、たくましく育てることを
例えたものです。
私たちは、いつまでも子供を親の庇護の下に置きたがり、
子供の言いなりになったり、子供が当然自分でできるはずのことでも、
わざわざ手を貸したりしてはいないでしょうか。
また、わずかの苦労さえ避けさせて、
ただ子供を可愛さ一途に育てることを
親の愛情であるかのように勘違いしていないでしょうか。
親がこのような育て方をすれば、子供は次第に我儘になり、
いつまでも独立心や自主自立の精神が備わらず、
依頼心ばかりが強くなって、将来、
世の荒波に耐えていけない人間に育ってしまうことは間違いありません。
過保護に育てることは、ただの親の自己満足であり、
子供にとっては、実は迷惑至極であることに
ぜひ気付いて欲しいものです。
ラベル:自己満足